情報の出し手の意図
情報公開、情報開示、情報発信しようとしている情報の出し手は何らかの目的や意図をもっているはずです。
その目的・意図とは:
1)企業の責任として法律・規則により開示しなければならないため。
2)任意の開示事項ではあるが、開示することによって企業にとってプラスになるため。
3)企業の新製品・新サービスを世間に認知させるため。
4)企業の主義主張を伝えるため。
5)個人の得意とする分野の経験や知恵を伝えるため。
6)個人の主義主張を世間に知らしめるため。
をはじめ情報の出し手によって異なります。情報の出し手はそれぞれの伝達手段、例えばリリース、新聞や雑誌、専門誌、インターネット、ミニコミ誌、フリーペーパー、ホームページ、メールマガジン、ブログ等、によって情報の受け手にアクセスしています。
ここでひとつ考えなくてはならないことは、情報の受け手が情報の出し手の意図を受取ることができるかということです。言い換えると、情報の出し手は情報を出した時点で、「責任は終わった」「出した情報を情報の受け手がどう取るかは情報の受け手の問題である」と考えてはいないでしょうか。企業の情報開示は往々にして、企業責任を果たすため、担当者は自分の職務責任を果たすためが目的となってしまうことがあります。それらの情報を情報の受け手が受け取ったときに、本来伝えるべき内容が正確に伝わっているかどうかを確認することが重要です。もし、伝わっていないことがわかれば、その原因理由を調査分析する必要があります。情報のまとめ方の問題なのか伝達手段の問題なのかの正否を考えます。この繰り返しによって、情報の受け手の理解度が高まり、情報の出し手が意図した内容を情報の受け手の理解度が100%に限りなく近づくような情報伝達が可能となるのです。
情報の受け手のワガママ
私は常に情報の受け手の視点で情報の内容整理や伝達をすることが重要であるということをいままで何度もこのコラムで述べてきました。今日はあえて情報の受け手は「ワガママ」であるといいましょう。実は情報の受け手は本当に「ワガママ」なのです。情報は、情報の受け手が受け取るか受け取らないか、理解するか理解しないかを勝手に選択することができます。つまり、該当する情報が自分にとって有益でない、興味がない、理解できないと判断された瞬間に情報の受け手はその情報を捨ててしまいます。すると、情報の受け手は為すすべがなく目的達成は困難になります。
どうする情報伝達
ではどうすれば良いのでしょうか。答えは簡単です。「ワガママな情報の受け手の興味がわき有益であると思わせ、確実に理解できるような内容を適切な手段方法、媒体によって伝達すれば良い」のです。しかしながら、この「簡単な答え」がいかに難しいかは、皆が知っていることです。
こんなことを書いて「おまえはこの内容を誰が読んでいるのか、ちゃんと理解されているのか想定して書いているのか」と言われてしまいますかね(笑)。
お問合せ: kanda@digital-disclosure.com